2016年4月10日日曜日

志賀高原で星雲撮影

4月8日(金)の夜は天気図では高気圧が長野県を覆いGPVでも雲一つないというお告げでした。これは志賀高原に出向くしかないと思って志賀高原蓮池の駐車場に行きました。19時頃到着したときには既にHAさんが赤道儀をセットし終わっていました。急いで私も準備を始めました。

機材は、SE2赤道儀、15-600mmレンズ、ステラショットインストール済みのノートPC、12Vバッテリーなどです。
まずは赤道儀のセットですが暗がりで難儀をしましたが10分ほどで終了。この後の極軸合わせなどの初期設定でいささか苦労しました。この極軸あわせと初期設定を正確にしておくと、撮影するときの天体自動導入と星追尾で苦労しません。次にPCに赤道儀駆動用のケーブルとカメラ用のケーブルをセットしました。

いよいよ天体導入です。まずはもうすぐ見えなくなるオリオン座のM42星雲をステラショットで指定し導入ボタンをクリック!!赤道儀のモーターが動き始めとまりました。そこにはほぼ正確にM42が導入されていました。試し撮りをして微調整をして撮影開始です。
すこし星が流れています。再度極軸を点検して微調整をして次の天体撮影に移りました。

この春、撮影しようと考えていた星雲は、しし座の後ろ足の太ももにある通称トリオ銀河、おとめ座銀河団にあるマルカリアンチェーンです。
まずはトリオ銀河の撮影です。PCでトリオ銀河の一つM66を指定しクリック。モーターが回り始めM66を導入しました。一枚撮影して再度微調整導入して本番です。PCのモニターに映し出される画像をみて星が天に写っているか一喜一憂です。12枚撮影して8枚くらいはほぼ点に写っていました。



次はいよいよマルカリアンチェーンです。結果は最初にしては大満足です。


この他にも撮影しましたが、もっと露光時間を長くする必要があるなと感じました。ただ露光時間を長くすると星が流れて点に写らなくなります。極軸を正確にセットするか、オートガイダーという機器でモーター制御をする必要があります。今回は1分から1分半での撮影にとどめました。



記念に撮影風景を撮ってみました。ひときわ明るい星はしし座にいる木星です。

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