2015年10月17日土曜日

2015年 9月の星撮りまとめ

秋が深まり志賀高原の紅葉も真っ盛りとなりました。
 8月中旬から約一月間は天候が不順で星空が広がることがほとんどありませんでした。9月10日過ぎから少しずつ星撮りができる夜が増えてきました。
 9月に撮りためた星空写真をまとめてみました。

 この日は思い切って志賀高原横手山ドライブイン駐車場までプチ遠征しました。20時前にはみえた天の川も雲が急速に広がってきて1時間ほどで引き上げました。
天の川の左にみえる光跡は流星ではなく人工天体です。

9月20日には久しぶりに月が見えました。ついでに土星も撮影しました。

私の持っている望遠鏡では土星が極小にしか写りません。
トリミングして拡大してみると土星独特の輪っかが見えました。


9月21には自宅庭でアンドロメダ大星雲と、すばる(M45)を100mmレンズで追尾撮影をしました。この2つの星雲が見えるようになると秋本格です。


9月27日は「中秋の名月」の月が煌々と光っていました。そして翌日はスーパームーンでした。2日間とも月がきれいに見えました。

スーパームーンのお出ましです。


30日の月は満月を過ぎて右上から欠け始めています。

欠け際を拡大撮影して見ました。



2015年9月15日火曜日

2015年 夏の星撮り

今年の夏は天候不順で満足に星撮りをするチャンスがありませんでした。私にとっては消化不良の夏だったといえますが、数少ないチャンスに天の川やペルセウス座流星を撮影することもできました。

8月7日には、こと座のM57を撮影しました。

8月8日 原村の星祭りに行きました。原村か富士見町で星空を撮ろうと機材を積んで行きましたが、雲が広がりあきらめて帰宅・・・そのまま自宅を通過して志賀高原横手山へ行きました。天の川がきれいに広がっていました。


撮影した銀河の画像をICEでモザイク処理をしてみました。ただ画像を放り込んだだけで、後は自動ですがうまく繋がってくれました。



横手山ドライブインには先客が星撮りを楽しんでいました。

8月9日 前日に引き続いて志賀高原横手山ドライブインへ・・・夏の大三角形がきれいに見えました。

すこし下って陽坂で撮影しました。

志賀高原入り口の上林にある志賀高原ロマン美術館で撮影しました。

8月15日 ペルセウス座流星の極大は13日、14日・・・雲が広がり撮影できませんでした。15日は極大日ではありませんでしたが、おこぼれを狙って志賀高原へ。一枚だけですが今年のペルセウス群をとらえました。

曇ってきたので撤収し帰宅すると西の空が空いていました。ダメ元でカメラをセットすると宇宙からのプレゼント

8月15日以降天候不順、急に秋になったような曇り空が続きました。やっと星空が見えたのが9月9日でした。

9月11日GPVでは星空が広がりそうな予報。いつものように志賀高原横手山ドライブインへ。20時前には見えた銀河も20時を過ぎると雲が広がり撤収しました。わずかな時間でも銀河が見えたのでラッキーでした。



いずれにしても今年の夏はおかしな夏でした。これから秋、アンドロメダや冬の星座がのぼってきます。秋晴れの夜空を期待しています。

2015年8月9日日曜日

原村星祭りから志賀高原へ

「原村の星まつり」に行ってきました。
この星祭りは1994年に始まり今年で22回を数えます。原村の隣町富士見町に住んでいた3年間、一度も行ったことがありませんでした。あまり興味がなかったのかなと自分でも不思議です。

約2時間で到着・・駐車場はどこも満車でした。何とか駐車でき星まつり会場内へ・・写真で見たことしかない大型の望遠鏡や老舗T社の話題望遠鏡など素晴らしい光景が広がっていました。


会場で素晴らしい動画をユーチューブなどにアップされているspitzchuさんにお会いできタイムラプスについていろいろ教えていただきました。

メーカーのブースなどを回りましたが、特にほしいと思うものがなく雰囲気を味わって会場をあとにしました。

このあと富士見町の知り合いを訪ね、19:18ごろのイリジウムを狙いましたが雲が広がり断念!富士見町、原村の星空を探してうろうろしましたが雲は広がるばかりであきらめました。


帰路、姨捨サービスエリアで長野市の夜景を撮影しました。

自宅に近づくと志賀高原辺りには星空が広がっている期待・・・!!単に期待ですが、星まつりに行ったのに星の写真が一枚もないのは癪なので志賀高原横手山まで足をのばしました。

横手山ドライブイン駐車場に着き車から降りると、天の川が雲のように見えました。先客の若者が天の川の写真を撮影中・・・ライトを照らしてしまったので「こんばんは。ライトごめんなさい」と言うと、私の知り合いでした。




天の川がきれいに見えたので、100mm望遠でクローズアップしました。



深夜になると少しずつガスっぽくなりレン曇ってきたので撤収しました。

2015年5月24日日曜日

初夏の星空@志賀高原

不順な天候の春でしたが、やっと星空が広がる5月下旬になってきたのかなと思います。
5月19日には志賀高原の入り口にある志賀高原ロマン美術館駐車場で星空を撮りました。

ロマン美術館に併設されている「クリスタルテラス」のとんがり帽子の先に、こと座のベガが輝いていました。本館の上には北斗七星が見えます。この時の時刻はおよそ23時頃です。


「織り姫一筋」
ちょうどクリスタルテラスの屋根がベガを指し示すように
アングルを決めて撮りました。


 ロマン美術館本館です。北斗七星、北極星、ベガが見えます。


志賀高原まで足をのばせばもっとすごい星空が広がっているはず。
天の川ものぼってきているはず、と思って15分ほど車を走らせて
旧志賀高原ホテル、現在は志賀高原歴史記念館の駐車場に行きました。
そこは、またすばらしい星空は広がり天の川も横たわっていました。
こと座、はくちょう座、わし座・・夏の大三角形、そして北斗七星、北極星まで
写すことができました。


日はかわり、21日も素晴らしい星空でした。友人が志賀高原で星撮りをされているということで、急遽私も22時頃駆けつけました。
まず、タイムラプス用に対角魚眼レンズで固定撮影を開始して、その後ポータブル赤道儀をセットしました。


赤道儀では、定番のはくちょう座デネブからサドルにかけての散光星雲、そして初挑戦のさそり座アンタレス付近を撮影しました。
左下の赤い散光星雲は、北アメリカ星雲です。この赤い散光星雲を写したいと中古のIR改造カメラを昨年手に入れました。

さそり座アンタレス付近です。球状星団M4も見えます。この辺りはもっと時間をかけて撮影し、補正をしっかりすれば赤や青などの散光星雲がきれいに写るようですが、今の私にはその技術がありません。いつか挑戦したい領域です。

確か・・ラブジョイ彗星が北極星の近くにいるはずなんですが・・と友人に話すとスマホのアプリですぐ調べてくれました。北極星のすぐ近くにいることが分かり、早速撮影してみました。いました!肉眼では見えないのですが、写真に撮ると、エメラルドグリーンのラブジョイ彗星が写っていました。便利な時代になったものです。

トリミングで拡大してみました。この位置ですと一晩中ラブジョイ彗星を撮ることができます。

ということで、素晴らしい星空がこれからも期待できそうな志賀高原です。


2015年5月2日土曜日

飯山のギフチョウ撮り+チョウゲンボウ

2015/05/02 今日からGW後半五連休。暖かなというより暑い日となりました。いつもチョウ撮りに誘ってくださっているHaさんと、AIさんと飯山のギフチョウを撮影に行きました。

一週間前に同じ場所に行きましたが、雪もずいぶん解けて新緑が目にまぶしく一週間でこんなに変わるのかと改めて季節の変化を感じました。

沢にはまだまだ雪が残っています。

最初に出会ったのはスジグロシロチョウ


お目当ての場所にはギフチョウが飛んでいましたが、なかなかとまってくれません。留まってくれるまでは飛翔写真の撮影です。オートフォーカスを外し大体2メートルにピントを合わせ飛んでくるギフチョウに向けて連写連写です。とうぜんゴミ箱行きのカットがたくさん出ます。

そんな中、比較的ピントがあったカットがこちら・・・


なかなかとまってくれないので、季節を感じさせる植物の写真も撮りました。

清流脇のトリアシショウマが飛沫に濡れて光っていました。

ネコヤナギ

フキ

イカリソウ (白と赤)

そして、やっとギフチョウがカタクリに留まってくれました。


飯山から帰ってから最近熱を上げているチョウゲンボウを見に行きました。
巣箱の中にメス、外の木の枝にはオスがいました。メスは全く巣箱から出ません。もしかしたら抱卵最中なのでしょうか。


飛翔するオスの脚爪には・・・これが自然なのでしょうね。