2017年12月10日日曜日

月が出る前の星撮り

12月9日(土)の夜はひさしぶりに月のない星空が北信濃にも広がりました。午前0時過ぎには月齢21.2の月が昇ってくるのでそれ前に撮影しました。

まずは高くのぼってきたすばるM45を撮影。ほうきで掃いたような青白いガスをしっかり撮りたかったことで感度を高くしてISO3200にしました。


次にオリオン座大星雲M42にレンズを向けました。M42の中心部は明るく白飛びをしてしまうので感度はISO1600に落としましたが、コンポジットした画像はやはり中心部が明るくなってしまいました。その補正としてステラーメージでデジタル現像処理をしました。

あわよくば馬頭星雲ももっといい位置に入れたかったのですが、何とか左下に入ってくれました。そこで馬頭星雲部分をトリミングしました。当然画像は荒れ荒れでしたが補正して荒れをできるだけ目立たないようにしました。

次に双子座の足下にある散開星団M35を撮影しました。できあがった画像を見るとM35の右上にカラフルな星のかたまりを見つけました。NGC2158です。

このあとオリオン座リゲルの西にある通称「魔女の横顔」の方向を撮影しましたが・・・魔女の横顔らしいものは見つけることができませんでした。次回の第1目標として宿題です。

月が東の山から登ってきたので、撮影して撤収しました。

○使用機材
 カメラ:EOS X4(IR改造)
 レンズ:BORG 45ED2+0.85×DG(f276mmF6.1)
 赤道儀:ケンコースカイメモRS
 結露防止ヒーター USBモバイルバッテリー昇圧カメラ電源カプラー
○撮影DATA
 ISO3200  120秒(RAW15枚)※オリオン座M42のみISO1600)
○画像処理
 ステライメージ8で自動コンポジット PSccで補正


2017年11月19日日曜日

久しぶりの富士見・・・星空と温かさに出会って

昨日、平成29年11月18日(土)は私がかつて勤務していた富士見町の仲間が集まりました。夕食は昔話に花が咲いたり現在の活躍ぶりをみんなで確かめ合ったりして和やかなひとときとなり、改めて支えられていた自分だったなと思いました。
 
私からのおみやげに撮りためた星空の写真集を持って行き仲間にプレゼントしました。2001年のしし座流星群の大出現を目の当たりにし、星空熱を再燃させてくれた富士見町でしたので皆さんとても喜んでくれました。

夕食後、期待もしないで外に出てみると何と星空が広がっていました。急いでカメラをセットして撮影開始です。

ホテルの駐車場から見上げたシラカバの林がきれいなので近くまでのぼってみました。暗がりのうえ所々でコンクリートが崩れているのでひやひやものでした。
しかしそこは素晴らしいロケーションでした。



翌朝起きてみると朝焼けした南アルプスが輝いていました。頂上が雲に隠れている山は甲斐駒ヶ岳だと思います。

何枚か撮影してパノラマ合成しました。山に詳しければ名前も入れるところですが・・。



富士見町に来たからには、富士山を撮らないで帰れません・・・初めて富士見町に赴任したとき富士山が大きく見えたので感動したことを昨日のように覚えています。

帰りがけに毎年菊を送ってくださっている農家によって野菜をいただいてきました。少しだけいただければと思って伺ったのですが、車の後部座席がいっぱいになるほど、ハクサイ、ダイコン、松本一本ネギをいただきました。

2017年9月5日火曜日

この夏、久しぶりの天の川

今年の夏はほとんど星空が広がらなかった北信濃でした。全国的にも星空が広がらなく星撮り屋さん(私もその端くれです)のストレスがたまったのではないでしょうか。

そんな夏、8月末になって志賀高原横手山ドライブイン駐車場で2夜星撮りを楽しみました。

24日には横手山を通り越して渋峠スキー場の駐車場まで足を延ばしました。カシオペア座から夏の大三角形までの天の川がきれいに見えました。この日は今年手に入れたサムヤン14mmF2.8を主に使いました。合焦ポイントがはっきりしないレンズだなと思いましたが、思い方によっては∞マークでも3mマークでもそれなりに合焦しているのであまり気にしないですみます。

渋峠スキー場リフト乗り場。北斗七星とカシオペア座が向き合っていました。

横手山ドライブイン駐車場では、さそり座、いて座、そして天の川がきれいでした。

翌々日、26日も横手山ドライブイン駐車場にプチ遠征・・星撮り仲間のHAさんはすでに到着していて、ガイド撮影もされていました。私もポータブル赤道儀(ケンコースカイメモRS)を持って行ったのでガイド撮影も楽しみました。この夜は天の川を見たことがないという奥様のために遠くからみえたご夫婦や長野市からお見えのNさんともお話をさせていただきました。



赤道儀では「バンビの横顔」と呼ばれている射手座のスタークラウドを撮影しました。

これは、はくちょう座から南にかけての天の川です。こと座のベガを視野から外してしまったことが残念です。

さそり座の尾の先端付近にある散光星雲です。愛称は「出目金星雲」「彼岸花星雲」といいます。低空に位置しているので低空まで光害の影響がない高地ではならでは撮れない星雲です。



2017年9月2日土曜日

夏の鳥撮り カワセミ&チゴハヤブサ

今年の夏は雨が多かったりしてカワセミポイントの様相も変化が大きくいろいろ考えさせられたこともありました。

7月の8日にはヤマセミが姿を現してくれました。しかもいつか撮りたかったツタが背景のヤマセミです。おまけにカワセミも同じ止まり木にとまってくれてくれたことは二重の喜びとなりました。


と・・喜んでばかりではいられません。増水の後のカワセミですがどこにカワセミがいるかわかるでしょうか?人間の自分勝手な行為で汚れた所でも、どっこいカワセミは生きています。


8月になってからは飛翔のカワセミを主に狙いました。




夕方暗くなってから現れたカワセミ・・・飛び込みはしませんでしたが黄昏時の表情がなんともかわいく感じました。


と、ここでカワセミ以外に初めてチゴハヤブサに出会えたので



2017年8月19日土曜日

2017年夏の星撮り・・総括にはしたくないのですが

今年の夏はおかしな夏でした。7月、8月とほとんど星空が広がりませんでした。

総括にはしたくないのですが・・少し撮りためた星空、月の写真を載せたいと思います。

6月12日、久しぶりにISS国際宇宙ステーションが見えました。

6月16日深夜天の川です。

6月19日 志賀高原では天の川がきれいに見えました。

志賀高原の入り口にある志賀高原ロマン美術館でも天の川がきれいでした。


月夜回りは月ばかり撮っていました。

8月9日にはISS国際宇宙ステーションが、西から北に移動していきました。

この9日以来星空が全く見えません・・・夏の星空よ、どこに行ったの?!と叫びたいくらいの今年の夏です。

2017年6月28日水曜日

6月の鳥たち

6月に入ってから土日には鳥の撮影に出かけることが多くなりました。まとめて投稿します。

6月4日
チョウゲンボウの営巣している巣穴から孵化した雛が巣立ちの時を迎えようとしていました。

6月9日の夕方
 4日とは違う場所で雛がかえっていました。中にはすでに飛行練習を始めているチョウゲンボウもいました。


6月10日
 いつものカワセミポイントに行くと久しぶりにカワセミに会えました。4月から5月にかけてヤマセミが頻繁に飛来していたのかカワセミの姿が見えませんでした。

 下の嘴が赤いので雌のカワセミだと思われます。


6月11日
 飛び込み中心に狙いました・・・ピントがなかなか合いません。


6月24日
 朝早くポイントへいくとしばらくしてカワセミが飛来してくれました。しかもバックにツタがある枝にとまってくれました。今までに撮った中で一番色がきれいに出たと思います。




うるさい鳴き声に似合わずかわいいオオヨシキリです。

6月25日
 いつものポイントでカワセミを待っているとルアー釣りの釣り人が私に気が付かず釣りを始めました。仕方が無いので場所を変えました・・・幸い対岸(遠く・・)にカワセミの姿を発見しました。



昨年は7月に入ってから幼鳥が飛来して狩りの練習をしたり2,3羽で戯れていました。今年もそんな姿が見られるといいなと思います。
【昨年の画像】