2019年12月12日木曜日

鳥撮りの遠征紀行

12月初め、諏訪湖半のホテルに一泊して旧友と懇親を深めました。次の日はそのまま直帰ではもったいないので諏訪湖畔、安曇野、長野市の山間地で野鳥撮影を楽しんできました。

PART1【諏訪湖畔】
ホテルの窓は一面ガラス張り!!諏訪湖の眺望が素晴らしいホテルでした。諏訪湖名物の遊覧船、ハクチョウ丸と引退する竜宮丸(カメがモチーフ)、そして後継の遊覧船が停泊していました。

 諏訪湖に流れ込む川の河口を勧められたので行ってみました。ハクチョウの姿は見えませんでしたがオナガガモなど結構群れになっていました。


キンクロハジロ・・黄色い虹彩が印象的です。

しばし諏訪湖で楽しんだ後は、ハクチョウの姿が期待できる安曇野へ行ってみました。休日なので、カメラマンなどで混み合っているのかと思っていましたが一人だけ三脚に大砲レンズを載せていらっしゃいました。お聞きすればまだまだハクチョウの数は少ないということです。でも田んぼに飛来するコハクチョウしか目にしたことがない私にとっては近距離で水面を泳いでいるコハクチョウは十分魅力的です。

時々羽ばたきのサービスをしてくれました。

首が灰色のコハクチョウは今年の幼鳥だそうです。

この場所では雑木林にいろいろな野鳥もきていました。
ジョウビタキ

ツグミ

アカゲラ

アオゲラ

最後はかつて3年間お世話になった山の学校です。この場所は2年前にエナガやコゲラの群れに出会った場所なので今回も期待して行きました・・エナガには出会えませんでしたがヤマガラが盛んに地面と枝を行き来している場面を撮影できました。ヤマガラは人なつこい野鳥なので近間で撮影しても平気で冬の準備をしていました。




シメもいました。


2019年10月30日水曜日

REDCAT51を使って星雲を撮影

久し振りの更新です・・。8月お盆明けからあまり星空が広がらず撮影の機会があまりありませんでした。夏の天の川のシーズンも終わりに近づき最近は星景写真から星雲撮影が中心になりました。
重い赤道儀を持ち出す元気もなくもっぱらポータブル赤道儀

スカイメモRSに今年手に入れたREDCAT51(250mm F/4.9 )での撮影が主となりました。どの画像もPSccで補正してトリミングしてあります。

おなじみのアンドロメダ座大星雲M31です。

ペルセウス座にある散光星雲、カリフォルニア星雲です。 形がアメリカ合衆国のカリフォルニア州によく似ているのでこの名が付けられています。見方によっては焼きイモにも似ていますね。

オリオン座ベルトの三つ星付近にある星雲です。

これははくちょう座デネブ付近にある散光星雲です。上の赤い星雲は北アメリカ大陸に似ているので北アメリカ星雲と呼ばれています。その右の星雲はペリカンに似ているのでペリカン星雲と呼ばれています。

枕草子の中で「星はすばる、…」と記されていることでも有名な散開星団です。初冬の東の空に、細かな星が集まった姿が誰にでもすぐわかります。ふつうの視力の人で6~7個の星が見えます。すばるの語源は「総る」で集まっている「むすばる」です。

ペルセウス座二重星団と二つの散光星雲です。250mmではおさまりきれませんでした。

上の二つの散光星雲を撮り直したものです。

 アンドロメダ大星雲M31とアンドロメダ座の反対方向にはM33星雲があります。M31に比べる小さくて暗いので私には撮影が難しいです。

10月末にはパンスターズ彗星がぎょしゃ座M36付近を移動しているという情報から撮影してみました。彗星というと大きなほうき星を想像してしまいますが、暗い彗星でPCで補正してみてやっと分かるくらいでした。

9月26日に撮影したアフリカーノ彗星です。

今まで撮りためた星雲のコラージュです。

2019年8月16日金曜日

2019ペルセウス座流星群を狙ってPART1

今年のペルセウス座流星群の極大日は13日16時ころなので13日月が沈んでからの短時間が勝負ということでした。その前にも先発隊が流れることもあって晴れた夜を狙って志賀高原まで遠征をしました・・遠征とは行っても車で40分以内という徘徊的プチ遠征です。

8月5日..深夜には雲が切れてくるというSCWを信じて22時頃志賀高原横手山ドライブイン駐車場に到着。予報通りガスがかかっていましたがかろうじてカシオペア座付近だけ晴れ間が空いていました。

1時間ほど待つと南の空が開けてきて天の川も見え始めました。



横手山ドライブインから国道最高地点2172m渋峠まで移動しました。

ペルセウス座流星群と思われる流星をキャッチしました!!

レンズに露がついいてしまいソフトフィルター効果が出ました。

愛車を入れて記念撮影です。

2019年4月19日金曜日

桜銀河に会いに・・プチ徘徊編

北信濃も3月には暖かい日が続き、桜開花は例年より早いのではないかと期待していたのですが、4月に入り寒い日が続いたり雪が降ったりして開花がずいぶん遅れてしまいました。

開花前ですが天の川と桜の星景写真を撮ろうと4月16日の深夜から未明に近間に出かけました。

志賀高原を望む河川敷は日中マレットゴルフを楽しむ人で賑わいますが、深夜ともなると私だけです。残念ながら桜は開花前でした。しかも月が西に傾いているものの月明かりがあって薄い天の川ですが月明かりが周囲を照らして趣がありました。
この日使った機材はHKIR6D+サムヤン14mmF2.8(LEEソフトF#3)です。

近くの河川敷・・天の川の下は志賀高原です。

西の空は月が沈みかけ、北斗七星からのびる春の大曲線が大きな弧を描いています。

このあと隣町の山ぎわ果樹園地帯まで足をのばしました。果樹園地帯は照明が全くなく星空撮影には絶好のロケーションですが足下には細心の注意をしないと転倒(人間&機材)と言うことになりかねません。




最後に地域の桜の古木と星空を撮影しました。

さそり座が電線に架かりエドヒガンザクラの古木の上空に天の川がかかっていました。そして里の光を見守っていました。
題名・・サソシザソラシド 



今週末は月明かりが桜の花をきれいに照らし出してくれることでしょう。

2019年4月16日火曜日

春銀河を求めてプチプチ遠征 志賀高原編

4月13日(土)未明、月齢7の月が沈む午前1時ごろ外に出て見ると里でもさそり座や木星が輝いていました。近間で撮影する予定でしたが志賀高原まで車を走らせました。とは言っても約20分ですが・・・
この日は星景写真だけではなく星雲も撮影しようとポータブル赤道儀も持って行きました。

志賀高原はまだ雪が残っていて外気温はマイナス5℃・・寒いはずなのですがあまりにもきれいな星空で寒いことを忘れて撮影しました。

星景写真で使った機材は、HKIR6D タムロン15-30mmF2.8です。
南の空にはさそり座、天の川、一際明るい木星、夏の大三角形という豪華メンバー勢揃いです。

北の空には北斗七星、夏の大三角形、そして天の川も・・・



北斗七星からのびる春の大曲線が西の空を飾っています。
写っている機材はポータブル赤道儀です。7D改造にEF100mmマクロ2.8を付けて追尾撮影をしています。

追尾撮影の対象は、射手座付近のスタークラウド、はくちょう座の散光星雲、さそり座アンタレス付近のカラフルゾーンでした。

射手座の銀河スタークラウドにはバンビの横顔と呼ばれるスタークラウドがあります。またM8、M20などの散光星雲も有名です。


はくちょう座のデネブ近くには北アメリカ大陸に形が似ている「北アメリカ星雲」があります。

さそり座のアンタレス付近には青や赤、黄色のガスがありカラフルな場所です。

空が暗いので星雲も想像以上に写ってくれました。


2019年3月31日日曜日

春先の野鳥@河川敷

北信濃はまだまだ本格的な春にはなりません。天気予報でも雪の予報が出たり、志賀高原では積雪もあったりもしています。志賀高原のスキー場は例年5月連休まで十分滑走可能な雪が残るのですが今年は雪が少なくて心配していたのですが、このところの積雪でひとまずホットされているようです。

そんな中、里では野鳥のカップルが誕生しています。

○チョウゲンボウ




○ハヤブサ
 メスは抱卵中だと言うことです。オスが巣の近くで警戒しています。


○コチドリ
昨年は撮影できなかったコチドリを撮影できました。メスとオスが近づくのですがなかなかカップルにはなってくれません。