2016年10月23日日曜日

オリオン座流星群@北信濃

オリオン座流星群はハレー彗星がまいていったチリの中を地球が通過する期間に出現する流星群です。文献では比較的明るい流星で速度が速く、流星痕が出やすい流星群だと記されていました。

今年も10月21日から22日にかけて極大を迎えると言うことで、22時から2時半頃まで自宅の庭にカメラを連写にセットして放置撮影をしました。

月の光が空を明るくし、また雲が広がっているものの、雲間に流れるかもしれない流星が写ることを期待しながらコタツに入ってひたすら時間が過ぎるのを待つという「ズボラ」を決め込みました。

使ったカメラはEOS7D(改)+シグマ対角魚眼15mm(フルサイズ対応)です。

22時過ぎには、すばるやアルデバラン、カペラが雲間から見えましたが、流星は写りませんでした。


23時から0時まではオリオン座が上ってくるものの、月が出てきて条件が悪くなってきました。

0時からは月が直接入らないように位置を変えました。
すると0時27分の画像にオリオン座流星が流れていました。方向から見てオリオン群にほぼ間違いないと判断しました。

トリミング、レベル補正をして画像を整えました。

流れはじめはエメラルドグリーン、そして赤に色を変えて最後にパッと燃え尽きる様子を拡大して貼り付けました。

星図と比較しました。輻射点、方向性ともオリオン群に間違いありません。


1時からは出窓の手すりにカメラを固定してぐっすりと寝ました。

結局、この夜900枚近く撮影したのですが写ったのは1カットでした。


ちなみに昨年のオリオン群では流星痕が残るものも流れました。

次の期待は、11月6日極大の牡牛座流星群南群です。

2016年10月20日木曜日

月夜の星空@志賀高原

月が出ていると星が見えにくくなる・・・というのは正解のようで正解でもないようです。確かに肉眼では月に絞りがあってしまい、月より暗い星は見えにくくなりますが、カメラには結構写ります。

14日(金)は天気予報、GPVも快晴の夜になる予報でした。
見事な快星予報です。

週末の星撮りの準備をしていると、チョウ撮りの師匠HAさんのFBに「今志賀高原にいます」との投稿。電話連絡をして一ノ瀬スキー場の駐車場で落ち合うことにしました。

自宅から一ノ瀬スキー場までは約40分。途中、高天が原スキー場に寄り道。




一ノ瀬ではHAさんが撮影していました。私も一ノ瀬ダイヤモンドスキー場方面のシラカバ、紅葉とコラボの星空に7カメラを向けました。


一ノ瀬から私は横手山方面へ・・・というのは横手山へ登るスカイレーターを月夜の照明で撮りたかったのです。





新車 ホンダシャトルも一緒に記念写真





最後は木戸池によりました。

月夜の星空もなかなか風情があります。

わずかなチャンスの10月星撮り

星撮り屋にはぼやきたくなるような今年の秋の夜空です。そんな中、天気予報やGPVなどを見ながらわずかなチャンスを狙いました。

10月4日、自宅付近も星が出ていたので、思い切って(とは言っても20分のプチ遠征)志賀高原まで行きました。志賀高原でもやや薄雲がかかっていて条件はあまりよくなかったので、この場所で10数枚撮影して切り上げました。
 進駐軍が拠点としたらしい旧志賀高原ホテルは今、志賀高原歴史記念館となっています。



7日にも蓮池まで行きました。雲が多かったのですが、かえって趣が出たような気がします



紅葉は今ひとつ例年のような美しさがないようです。左の明るい星は、ぎょしゃ座のカペラ、その右に”すばる(M45 プレアデス星団)が上り始めています。


9日は深夜雲がとれてオリオン座が見えました。


11日には庭で撮りました。月あかりで空が青っぽく写ります。

12日には満月に向かう月がきれいに見えました。

14日の月です。