2017年4月29日土曜日

ヤマセミ撮影三昧の4月でした。

去年2回しか出会っていなかったヤマセミですが、何と今年は4月だけで3回出会うことができました。しかもいろいろな姿を撮影することができました。

4月2日 


4月16日 この日は飛翔を主に撮影しました。


4月22日 ダイブと水しぶきがうまく撮れました。







2017年4月17日月曜日

北信濃、宇木の古代桜と星空

北信濃山ノ内町はスキー場でも有名な志賀高原がある町です。またスノーモンキーで一躍世界的に有名になった地獄谷野猿公苑もこの町にあります。

志賀高原は星空がとても美しく私も横手山ドライブイン駐車場に行って星空を撮影します。そんな山ノ内町の西部地区に宇木という集落があります。この地区では5本の桜の古木を大事にしています。中でも樹齢850年といわれている千歳桜(チトセザクラ)はエドヒガンの古木で風格があります。

そんな5本の古木・・・古代桜の開花は例年並み(昨年はもう咲いていましたが)です。月に照らされた古代桜と星空のコラボ写真を撮りました。

千歳桜とISS国際宇宙ステーション 北斗七星を従えて・・・

千歳桜と獅子座・・ひときわ明るく木星が輝いていました。

源平桜(シダレザクラ)と北斗七星


宇木区民会館横のシダレザクラ・・北斗七星とともに
毎年古代桜祭りには区民会館で保存会の皆さんの”おもてなし”があります。
今年は4月21日(金)22日(土)に開催されます。

大久保の桜(シダレザクラ) 北斗七星とともに

隆谷寺のシダレザクラ・・星と桜とお地蔵さんと・・




今週末には満開となるのではないかと期待しています。そしたら満開の桜と星空コラボを撮ってみたいと思います。

2017年4月7日金曜日

私の画像画像・・・月・・・

4月5日、寝る前に外に出てみると月齢8.5の月が南西の空にかがやいていました。やや赤みがかった月でしたが、玄関に置いてある月撮影専用の経緯台をさっと出して撮影しました。

私の場合の撮影と補正方法を記録しておきます。

1)撮影機材 EOSX5 CAPRI80ED+BORG1.4DG 
 CAPRI80EDmの焦点距離は560mmですので1.4倍テレコンで合成fは784mmとなります。さらにカメラはAPS-Cですのでフルサイズ換算でさらに1.6倍した1254mmが合成焦点距離となります。
2)露出
 基本的にISOは200~400程度です。リモートコントロールで連写しますので、ぶれないように注意します。あまりISOを高くすると画像が荒れるので注意するようになりました。
カメラの設定はMモードにしてライブビュー画面を見ながらシャッタースピードを選びます。
3)ピント合わせ
 ライブビュー画面でピント合わせをしますが、拡大してクレータでピントを会わせます。大気の状態で合わせにくいこともあります。
4)シャッタ-
 一枚撮りでもいいのですが、私の場合レジスタック6で10枚スタックして画像の荒れを少なくしています。ただ一枚撮りでも大気の状態がいいとスタックが必要ないなと思うこともあります。
5)画像補正
 基本的には、まずレジスタック6でスタックし、その画像をJPEGで保存しています。保存した画像をステラーメージ7で正方形に切り取り、レベル補正をしたあと、マルチバンドシャープ処理をしてクレータをきりっとさせます。あまり強くシャープをかけると汚くなったり、月の縁が白くなりますのでほどほどがいいと思います。

実際に4月5日の月齢8.5の月の補正を見てください。

連写した画像10枚を選びました。レジスタック6の設定でこの10枚のうち良質画像80%選ぶようにしています。

レジスタック6でスタックした画像です。レジスタック6の使い方は長くなるので省略します。

上の画像をステライメージ7で切り取ります。

上の画像をマルチバンドシャープ処理やレベル補正をして仕上げました。

この日のは大気の状態がよかったので一枚画像からも仕上げてみました。
ます良質の画像1枚をステライメージ7でトリミングします。
クレータはややぼんやりしています。

ステライメージ7でマルチバンドシャープ処理をします。

最後にトーンカーブで仕上げます。

8枚スタック画像と1枚画像を並べて比較してみました。


2017年4月3日月曜日

タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星撮影記

月明かりもなくタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)の撮影のチャンスになった3月下旬、スカイメモRSで自動追尾撮影をしました。

ボーグ45EDで撮影しようと思ったのですがフラットナーを付けても約300mmとなり彗星をファインダー内に導入できず、100mmレンズで撮影しました。


3月22日には、北斗七星のひしゃくの底にタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星がいました。




彗星撮影のついでにふたご座の足下にあるM35やモンキー星雲を撮影しました。

3月29日には北斗七星からりゅう座の方向に移動していました。その日にどこにいるのかを調べたりするためにステラナビゲータ10を使っています。このアプリを使うとどう写るのかも分かり彗星を導入するにはとても便利です。

100mmレンズ、EOSX4の写角です。彗星は暗いので明るい恒星の位置をファインダー内に導入すれば彗星も写角に入るのでポータブル赤道儀で撮影するときには超便利です。




タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星はほぼ一晩中チャンスがあるので今後も楽しみです。さらにこれからジョンソン彗星もほぼ一晩中出ているのでこちらも楽しみです。
ただ肉眼では見えないので双眼鏡などで観測するといいようです・・・が位置がわからないと難しいでしょう。