2017年5月21日日曜日

志賀高原横手山ドライブインの星撮り

5月19日(金)の夜、平地でも星空が広がりました。そこで志賀高原までプチ遠征、約30分車を走らせてまず蓮池まで行きました。すでに星撮り仲間のHAさんも到着していました。
持って行った機材は、EOS6D+対角魚眼、EOSX4(Irフィルター改造)+EF100mmマクロ、ケンコースカイメモRSです。

まず蓮池でジョンソン彗星、さそり座アンタレス付近をスカイメモRSでガイド撮影しました。

こと座のベガが輝きその下に天の川が出始めています。右側にはさそり座が見えます。

木星と北斗七星です。北斗七星の柄を延ばしていくと、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ(木星の左)と春の大曲線がきれいに見えました。

さそり座のアンタレス付近には青、赤、橙色が美しい領域があります。赤道儀(スカイメモRS)+EF100mmマクロで3分露光を繰り返して撮影しました。その画像を加算平均コンポジットし、さらに色がよく出るように補正しました。

ジョンソン彗星(中央やや下のボンヤリ)も写しましたが補正し切れていません。

この後、あまりにも星空がきれいなので横手山ドライブイン(標高2100m)まで15分ほど車で移動しました。そこは蓮池に比べるとさらに星空がきれいに見えました。
あまりに星が見えすぎて極軸望遠鏡で北極星を導入するのに手間取ってしまいました。HAさんにも手伝ってもらってやっと北極星を導入できました。

ここではガイド撮影を中心に撮影しました。銀河の中心部、天の川が一番濃い部分、射手座付近には散光星雲がたくさんあります。


はくちょう座からケフェウス座にかけても散光星雲銀座のように散光星雲がたくさんあります。はくちょう座デネブ(一番明るい輝星)下にはその形から北アメリカ星雲と呼ばれる散光星雲、画面左の散光星雲の中左端にガーネットスターと呼ばれている恒星は見えます。

撮影しているとはるばる埼玉県から二人の大学生も!!星峠から志賀高原まで移動されたそうです。土曜日講義があると言うことで2時前にはお帰りになりました。はるばる埼玉からおいでいただいても余りある星空を楽しんでいただいたと思います。