2012年7月17日火曜日

7/16 天の川がきれいに見えました

7月16日(日)は猛暑日となりました。夜にると雲も少なくなり夏の星座がはっきりと見え始めました。深夜になるとさらに空気が澄んできて、肉眼でも天の川が見えるようになりました。今夜を逃したらこんな星空はしばらくないのではないかと思い、ワイドレンズ(対角魚眼)、光害カットフィルターをカメラにセットし固定撮影をしました。対角魚眼レンズはシグマ10mm、F2.8、光害カットフィルターはアストロノミック社製CLSフィルターです。レンズは天体写真マニアの間では評判がいいレンズです。またCLSフィルターも光害をカットしてくれる上に、赤い色の領域がよく写ると評判です。

早速ISO1600、F2.8にセットし距離をフィルター無しで実験した目盛りにあわせ30秒露出を5回繰り返しました。ところがどうも星がぼやけています。そこで遠くの街頭の灯りでピント調整したところ、フィルターーを付けるとかなり位置がずれています。ピントを修正して撮影し画像を確かめてみると拡大しても星がほとんど点になっています。

高社山の東からのびる銀河です。画面中央下やや左にアンドロメダのM31星雲が見えます。
7/17 0:45 10mm F2.8 ISO1600 60秒露出

夏の大三角形を中心に撮影しました。銀河もよく写りましたし、光害カットフィルターの効果で赤い領域も出ています。
7/17 0:15 10mm F2.8  ISO1600 60秒露出

星座線も入れてみました



右下は射手座、銀河の中央上の赤い部分は、白鳥座付近です。
7/17 0:18 10mm F2.8  ISO1600 60秒露出

南の空に立っている銀河です。こういう写真が撮りたかったのです。下方の射手座の銀河には様々な色が写ります。しかし低空のため市街地の灯りで鮮明には写ってくれません。光害カットフィルターを使ったのでこれだけ写ってくれたのではないかと思います。(フィルターなしとの比較はまた実験してみます)銀河の中には様々な星雲が見えます。
7/17 0:16 10mm F2.8  ISO1600 60秒露出 



5 件のコメント:

  1. 素晴らしい写真です。夜間瀬でこんなに見えるんだ!!感動しました!
    僕も暇に任せて宇宙関連の本を読みあさっています。ビッグバン、ダークマター、赤方変移・・もちろん、ほとんど理解していないのですが、夢があります。
    以前、望月へ泊まりでゴルフに行った時の明け方、空の下の方に、次々と星が流れるのに出くわし、皆で呆然と眺めていたことがありました。このへんでは、どの辺りが夜空の観測にいいんんだろう?菅平辺りかしら?子供の頃、感動と畏れで見上げた天の川をもう一度見たい!!

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  2. デジタルカメラの時代になって、こういう写真も気軽に撮れるようになりました。実際は銀河はうすボンヤリとしか見えていませんでしたが画像を加工したりしたのでこうなりました。
    ところで望月でみたのは流星群でしょうね。何月の何日頃ということが分かれば、流星群の種類が分かります。
    菅平だったら空気も澄んでいて、光害もなくて星を見るには絶好の場所だと思います。

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  3. そうか~!実際にはそんなに鮮やかには見えないのか・・・そうだよね!!

    ところで、望月でたくさんの流星を見たのは、1999年12月14日の午前4時頃です。・・・流星群
    とかいう話題も報道も特になかったのですが、かなり大量、長時間でした。その日のゴルフは
    絶好調で前半4つもバーディーをとり、「握り」で大儲けの勢いだったのですが、昼から急に
    雪が降りだし、続行不能でとぼけられてしまいました。それで記録に残してあったのですが、
    けっこう、小さな流星群というのもあるんですね・・!

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  4. 12月14日!!まさにふたご座流星群ですね。「1999年12月14日 流星群」で検索をかけてネットで調べてみると出てきます。今年のふたご座流星群は月明かりもなくて観測には適しているようです。寒いけど今年はがんばってみようかと思います。

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  5. ふたご座流星群・・・なるほど!!しし座だけじゃないんだ!!
    13年前の流れ星の大群は、幻ではなかったのだ。・・・・スッキリ!!・・
             勉強になりました。    EMURA

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