2020年6月22日月曜日

梅雨の晴れ間に期待して・・・・

久し振りのブログです・・・

梅雨に入り星空が広がることもあまり期待できなくなりました。でもSCWなどの天気予報を見ていると時々雲が切れて星空が広がるのではないかと期待できる日もありますし、寄る年波で深夜起きてしまうとき星空が気になって外に出てみると星空が広がっていることもあります。

6月16日は未明に起きたとき星空が広がっていたので庭で天の川を撮影しました。

6月16日の夜も星空が広がってくれました。パンスターズ彗星(C/2017 T2)が北斗七星の柄杓付近にいるのでポータブル赤道儀をセットして撮影しました。遠ざかっていく彗星ですが尾がしっかり写りました。


はくちょう座もしっかり見えたのではくちょう座の散光星雲も撮影しました。眼では見えない散光星雲ですが天体用にフィルターを改造したカメラで撮ると赤い散光星雲が写ります。
左のデネブ下に北アメリカ星雲とペリカン星雲、右上のサドル付近にも散光星雲が広がっています。

サドル付近を拡大しました。

北アメリカ星雲とペリカン星雲
6月20日、富山の星友Aさんから電話があり晴れ間を期待して木島平村カヤノ平で落ち合うことにしました。Aさんは大型の赤道儀2台に25cmと30cmの反射望遠鏡をセットして撮影と観望の準備です・・・その重量の半端ないこと!とても私には扱えません。さらにバッテリーも20キロは超えるような代物で、無理をすると腰を痛めること必至です。
左の2台がAさんの機材、右の赤いレンズが付いているのが私の機材です
セットして星空が広がることを祈りながら待ちましたがなかなか晴れてくれません。北極星が見えないと赤道儀がセットできません・・・・ちょっとだけ見えたときに急いで極軸を合わせたのですが正確には合わせることができませんでした。
射手座の星雲を赤道儀で狙っていたのですが、半ばあきらめて星景撮影に切り替えました。それでも一枚だけ射手座付近の銀河を追尾撮影することができました。バンビの横顔が切れてしまいました・・・
右の大きな方の散光星雲はM8、その上の小さな散光星雲はM20です。
せっかく遠くから遠征してくれ、重い赤道儀をセットしたAさん・・・なんとか星空が広がってほしいと念じていましたが期待できそうになく撤収しますか・・・と話をしていたところ、なんと南の空が晴れてさそり座から低空の天の川が見え始めました。つかの間の晴れ間でしたが星景写真撮影を楽しみました。



星空にはあまり恵まれませんでしたが、久し振りに会って話ができたことが嬉しい夜でした。

翌日6月21日の16時頃から日食が観察できました。



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