2018年7月23日月曜日

星空@横手山ドライブイン

梅雨が明けてもなかなか快晴とならなかった夜空でしたが、7月18日は星空が広がりそうな天気予報でした。遠く関東方面からSNSの友人も志賀高原横手山に遠征という連絡もあり久しぶりに星撮りを友人と楽しみました。

19時頃現地に着いたときにはまだ明るく月と木星が輝いていました。明るいうちに赤道儀とカメラをセットして暗くなるまで待ちました。

久しぶりに志賀高原で撮影というので、少し欲張ってポータブル赤道儀2台と対角魚眼レンズを付けたカメラ、計3台をセットしました。

天の川が見えて来る頃には私も含めて7人ものカメラマンが集まりました。平日なのに遠く神奈川、東京、埼玉から遠征されてきたようです。





この日の狙いは天の川とその中にある星雲撮影でした。赤道儀2台に100mmと24mmレンズを付けて追尾撮影をしました。追尾撮影をするには天の北極に極軸を合わせなくては正確に追尾してくれません。自分では正確に北極星に合わせたはずなのに、1台の赤道儀の画像の星が点に写ってくれません。どうしても流れてしまいます。多分極軸が合っていないのではないかと修正するのですがどうしても点に写りません。諦めてしまおうと思った時、ハタと思いついたこと・・・それは追尾速度スイッチがもしかしたらハーフスピードになっているのではないかと・・案の定ハーフスピードになっていました。ずいぶん長く使っていなかった赤道儀だったのでいつの間にかスイッチが動いてしまったようです。

設定をし直していざ撮影です。基本的にはISO1600or3200、120秒露光を10回繰り返して、ステライメージ8で加算平均コンポジットし、フォトショップで画像補正をしました。

射手座からさそり座の領域です。天の川の一番濃い部分ですが霞のようなもの星の集まりだなんて想像を超えています。(24mmレンズ使用)



100mmレンズでも撮影しました。
白鳥座のデネブとサドル付近には赤い散光星雲があります。目ではみえないのですが天体専用に改造されたカメラで写すと赤い散光星雲が見えてきます。左下には北アメリカ星雲と呼ばれる赤い散光星雲が見えます。

カシオペア座とペルセウス座の間にも赤い散光星雲があります。中央上が通称ハート星雲、下が胎児星雲です。右にはペルセウス座の二重星団が見えます。

さそり座のアンタレス付近は赤や黄色、青が美しいのですが・・・今の私の技術では表現できません。次回はもう少し露光時間を長くしてみたいと思っています。


最後に、ケフェウス座にいるジャコビニー・チンナー彗星(P21)が写るかどうか予報されている部分を撮影しました。小さいのですが彗星らしい色をしているP21を見つけ出しました。


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