私の場合の撮影と補正方法を記録しておきます。
1)撮影機材 EOSX5 CAPRI80ED+BORG1.4DG
CAPRI80EDmの焦点距離は560mmですので1.4倍テレコンで合成fは784mmとなります。さらにカメラはAPS-Cですのでフルサイズ換算でさらに1.6倍した1254mmが合成焦点距離となります。
2)露出
基本的にISOは200~400程度です。リモートコントロールで連写しますので、ぶれないように注意します。あまりISOを高くすると画像が荒れるので注意するようになりました。
カメラの設定はMモードにしてライブビュー画面を見ながらシャッタースピードを選びます。
3)ピント合わせ
ライブビュー画面でピント合わせをしますが、拡大してクレータでピントを会わせます。大気の状態で合わせにくいこともあります。
4)シャッタ-
一枚撮りでもいいのですが、私の場合レジスタック6で10枚スタックして画像の荒れを少なくしています。ただ一枚撮りでも大気の状態がいいとスタックが必要ないなと思うこともあります。
5)画像補正
基本的には、まずレジスタック6でスタックし、その画像をJPEGで保存しています。保存した画像をステラーメージ7で正方形に切り取り、レベル補正をしたあと、マルチバンドシャープ処理をしてクレータをきりっとさせます。あまり強くシャープをかけると汚くなったり、月の縁が白くなりますのでほどほどがいいと思います。
実際に4月5日の月齢8.5の月の補正を見てください。
連写した画像10枚を選びました。レジスタック6の設定でこの10枚のうち良質画像80%選ぶようにしています。
レジスタック6でスタックした画像です。レジスタック6の使い方は長くなるので省略します。
上の画像をマルチバンドシャープ処理やレベル補正をして仕上げました。
この日のは大気の状態がよかったので一枚画像からも仕上げてみました。
ます良質の画像1枚をステライメージ7でトリミングします。
クレータはややぼんやりしています。
ステライメージ7でマルチバンドシャープ処理をします。
最後にトーンカーブで仕上げます。
8枚スタック画像と1枚画像を並べて比較してみました。
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