2012年のオリオン座流星群の極大は20日から21日だそうです。前日20日は夕方三日月が西の空にきれいに見え、夜も晴れるのではないかと期待をしました。
21時頃、外に出てみると星が輝いていました。早速、用具一式を車に積み込み近くの河川敷にでかけてオリオン座流星群と星雲の撮影をしました。
流星群の撮影は三脚にカメラを据えただけの固定撮影、星雲は赤道儀にカメラを付けてガイド撮影をしました。デジタルカメラ、インターバルタイマー式のコントローラーのおかげで自動的に露光を繰り返してくれます。つまり流星の写る確率が高くなるというわけです。
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画面左端中央付近にオリオン座流星群 |
星雲のガイド撮影は上の写真のようにして撮影します。以前といっても今から30年前は望遠鏡にカメラを据えて5~10分星を手動で追いかけながら撮影したものです。現在ではモーターで自動ガイドをするのが常識的となりました。私が使っているのは、TOASTーPROというモバイル赤道儀です。評判がいいので思い切って今年の1月に購入しました。いくら性能がよくても、極軸を北極にあわせなければ星は点に写ってくれません。望遠レンズになるとますます点に写ってくれませんし、風が吹いたり、シャッターを切るときのミラーショック、不用意にさわったりすると結果は悲惨なものです。ミラーショックはミラーアップして防ぐことはできますが、写った写真を家に帰ってPCで見るとショックが多いです。
下の写真は、中でも比較的よく写ってくれたものです。
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オリオン座M42星雲 |
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M42の上を流れ星が横切っています。
方向から見て、オリオン座流星群散在流星だと思います。 |
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すばる(プレアデス星団)
拡大してみるとすばるの上に小さな流れ星が流れています。 |
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すばるは青いガスが特徴です。 |
最後に木星のガリレオ衛星を撮影して撤収しました。
今夜はオリオン座流星群の極大。今夜も挑戦です。